ワイゼルベルク岩(読み)ワイゼルベルクがん(英語表記)weiselbergite

岩石学辞典 「ワイゼルベルク岩」の解説

ワイゼルベルク岩

玻璃(はり)質安山岩あるいは石英安山岩質松脂岩で,微晶質(microlitic)組織が輝石安山岩に類似している.斜長石輝石結晶が斜長石とオージャイトの微晶とそれらを充填したガラスの石基に含まれている.石基は玻璃基流晶質(hyalopilitic)または毛氈状(pilotaxitic)の組織である[Rosenbusch : 1887].ドイツ,ナーエ地方のワイゼルベルク(Weiselberg)に産出する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android