ワニグチソウ(鰐口草)(読み)ワニグチソウ(英語表記)Polygonatum involucratum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワニグチソウ(鰐口草)」の意味・わかりやすい解説

ワニグチソウ(鰐口草)
ワニグチソウ
Polygonatum involucratum

ユリ科多年草北海道から九州にいたる温帯草原にみられる。全体ナルコユリに似ているが,花の基部に2枚の包葉をつける特徴がある。茎の高さ 30cm内外。葉は楕円形で先が急に細くなるが,先端はとがらない。葉の下面は粉のついたように白い。初夏,葉腋から花柄を出して普通2個の白い鐘状の花をつける。花弁の先のほうは緑色となり,大きく開くことはない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android