ワルデックルソー(英語表記)Pierre Marie René Waldeck-Rousseau

改訂新版 世界大百科事典 「ワルデックルソー」の意味・わかりやすい解説

ワルデック・ルソー
Pierre Marie René Waldeck-Rousseau
生没年:1846-1904

フランスの共和派政治家。弁護士活動を経て1879年に下院議員となり,81年から85年まで内相を務め,労働組合を公認する職業組合法を84年に制定させた。94年から上院議員ドレフュス事件にともなう政治危機収拾のため,99年に〈共和政防衛〉内閣組閣,首相兼内相となる。右翼ナショナリストを抑え,1901年には結社法を制定して,政教分離法実現への道ならしをした。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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