ワングル

精選版 日本国語大辞典 「ワングル」の意味・読み・例文・類語

ワングル

〘名〙 ('waŋ-gur) カヤツリグサ科一年草カンエンガヤツリ同種朝鮮で、繊維植物として水田に栽培される。高さ約一メートル。茎は三稜あり、葉は線形。秋、カヤツリグサに似た褐色の大きな花穂をつける。茎でむしろ・ござ・畳表などを編む。

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改訂新版 世界大百科事典 「ワングル」の意味・わかりやすい解説

ワングル

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワングル」の意味・わかりやすい解説

ワングル
わんぐる

カンエンガヤツリ

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世界大百科事典(旧版)内のワングルの言及

【カヤツリグサ】より

…ござやむしろの材料,つまりマット用としてはシチトウイ,カンエンガヤツリ,オオガヤツリ,オオホウキガヤツリ等の大型のカヤツリグサ属のもの,フトイ,サンカクイ,カンガレイ,オニフトイ等のフトイ属のものが主で,中国と熱帯アジアで盛んに用いられている。茎や葉を細く割いて編料にするものには,朝鮮でワングルというカンエンガヤツリやクグスゲがある。ゴムやビニルの雨具ができる前には,カサスゲで作った菅笠や蓑は日本独特の雨具であった。…

【カンエンガヤツリ】より

…カンゾウ(莞草)ともいう。朝鮮のワングルも本種のことである。熱帯地方では宿根多年草で,温帯では一年草。…

【莞島】より

…とくにノリは韓国の対日輸出額の60%を占めたことがある。特産物として工芸品材料のワングル(カンエンガヤツリ)がある。【谷浦 孝雄】。…

※「ワングル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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