ワンセット主義(読み)ワンセットしゅぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワンセット主義
ワンセットしゅぎ

財閥解体などの戦後改革で平等化・弱体化させられた企業集団が,合理化によって相手企業の上位に立とうとした際にとった戦略の一つ。 1950年代の過当競争のなかで新興産業を系列に内部化し,主要産業を銀行が中心となってワンセット支配しようとしたことからこう呼ばれる。ワンセット主義による企業行動の説明には企業集団に戦前の財閥に類似した行動原理をみようとしている傾向があるが,もとより企業集団は単一の企業体ではなく,財閥と同一視することはできない。単一の株主支配ではなく企業集団メンバー相互が安定株主となったことにより,経営の自主性が発揮された点が重要である。

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デジタル大辞泉の解説

ワンセット‐しゅぎ【ワンセット主義】

必要な物は何でも一通りはそろえておこうという考え方。例えば、各市町村がそれぞれに、保育園・学校・図書館介護施設などを設置するという方式。また、旧財閥系の企業集団が金融業製造業から流通まであらゆる産業をそろえるように形成したことを指す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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