ヴァーツラフ ターリヒ(英語表記)Václav Talich

20世紀西洋人名事典 「ヴァーツラフ ターリヒ」の解説

ヴァーツラフ ターリヒ
Václav Talich


1883.5.28 - 1961.3.16
チェコスロバキアの指揮者。
元・プラハ国民劇場音楽監督。
クロメジーシュ生まれ。
プラハ音楽院バイオリンを学び、ベルリン・フィルのバイオリン奏者を経て、1904年オデッサの管弦楽団コンサートマスターとなり、’08年リュブリャーナ・フィルの指揮者となる。’10年レーガーに作曲を、ニキシュに指揮法を師事し’12年プルゼニ歌劇場の指揮者を経て、’19年チェコ・フィルの首席指揮者となる。’35年からはプラハ国民劇場の音楽監督も兼任し、’49年スロバキア・フィルを創設し、同フィルの首席指揮者を務める。チェコ・フィルを世界1級のオーケストラに育て上げ、ヨーロッパ各地でも活躍する。チェコ指揮界の功労者である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android