ヴェルラ製材製紙工場(読み)ヴェルラせいざいせいしこうじょう

世界遺産詳解 「ヴェルラ製材製紙工場」の解説

ヴェルラせいざいせいしこうじょう【ヴェルラ製材製紙工場】

1996年に登録されたフィンランド世界遺産文化遺産)で、首都ヘルシンキの北東にある製材製紙工場跡。工場は1872年にエンジニアフゴニューマンによって創建され、フィンランドでは19世紀から20世紀初頭にかけて製材業製紙業が飛躍的に発展した。創業を開始後、2度の火災に遭うが、1895年に現在残る建築群が再建された。当時の最新技術を導入した工場は、1964年に操業を停止したが、その頃の姿のまま赤レンガの建物など7つの建造物が現存している。◇英名はVerla Groundwood and Board Mill

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android