ヴォルフ ビーアマン(英語表記)Wolf Biermann

現代外国人名録2016 「ヴォルフ ビーアマン」の解説

ヴォルフ ビーアマン
Wolf Biermann

職業・肩書
詩人,劇作家,歌手

国籍
ドイツ

生年月日
1936年11月15日

出生地
ハンブルク

学歴
フンボルト大学(哲学・数学)

受賞
ビュヒナー賞〔1991年〕,ドイツ国家賞〔1998年〕

経歴
父はハンブルクの造船所で働くユダヤ人労働者だったが、7歳のとき、共産党員だった父はナチス・ドイツに抵抗、アウシュビッツの強制収容所で殺された。1953年17歳のとき、母と祖母を残して東ドイツへ移住。ブレヒトのもとで演出助手となる。20代から詩を書き、ギターを弾いて歌い始め、社会主義に夢を託すが、イデオロギー虚偽に批判を浴びせたため、’63年東ドイツ共産党から除名、’65年国外旅行等禁止に。’76年出国が許され、西ドイツでの演奏旅行中、国籍剥奪。西ドイツに追放された後も東ドイツ批判を続ける。ドイツ統一後、’91年ビュヒナー賞をはじめ多数受賞。著書に「針金ハープ」(’65年)、「詩・バラード・リート」(’68年)、「ドイツ、ひとつの冬物語」(’72年)、戯曲「ドラ・ドラ」(’70年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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