一ツ葉海岸(読み)ヒトツバカイガン

デジタル大辞泉 「一ツ葉海岸」の意味・読み・例文・類語

ひとつば‐かいがん【一ツ葉海岸】

宮崎県南東部、宮崎市北東部の日向ひゅうが灘に面する海岸南北にほぼ一直線砂浜が10キロメートル以上続く。砂浜内部では高さ28メートルに達する海岸砂丘が見られる。大淀川河口付近には潟湖せきこがある。市民の憩いの場。名の由来は、一つ葉の松があることから。一ツ葉の浜。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「一ツ葉海岸」の意味・わかりやすい解説

一ツ葉海岸
ひとつばかいがん

宮崎市の日向灘(ひゅうがなだ)に面する海岸。青島(あおしま)付近を除いて、ほぼ南北に一直線の砂浜海岸が10キロメートル以上続いて一ツ葉海岸とよばれる。この砂浜は内部では松林となり、高い所で標高28メートルに達し、海岸砂丘を形成している。この砂丘は南流する沿岸流によってつくられ、内陸部にも過去の砂丘列が数条認められる。大淀川(おおよどがわ)河口付近ではラグーン(潟(かた))がみられる。海岸に沿い一ツ葉有料道路が走る。

[横山淳一]

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デジタル大辞泉プラス 「一ツ葉海岸」の解説

一ツ葉海岸

宮崎県宮崎市、一ツ瀬川河口部から宮崎新港付近まで続く日向灘に面した海岸。一帯は阿波岐原森林公園として整備されている。海岸沿いには長さ約10km、面積413ヘクタールにわたり松林が広がり、「日本の白砂青松100選」に選定されている。海岸の名は、林の中の稲荷神社境内明治時代まで存在していた「一つ葉の松」に由来する。

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事典・日本の観光資源 「一ツ葉海岸」の解説

一ツ葉海岸

(宮崎県宮崎市)
日本の白砂青松100選指定の観光名所。

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