一人食・独食(読み)ひとりばみ

精選版 日本国語大辞典 「一人食・独食」の意味・読み・例文・類語

ひとり‐ばみ【一人食・独食】

〘名〙
ひとりで食うこと。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
② ひとりでことをなすこと。また、ひとりだちすること。
※わらんべ草(1660)三「左様の人は、必ひとりばみして、どくの虫をのむ物なり」
③ 独立して生計をたてること。
歌舞伎男伊達初買曾我(1753)三「お前の子分になって、一人食(ヒトリバミ)をする勢になりたうござりまする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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