一瀬 直行(読み)イチノセ ナオユキ

20世紀日本人名事典 「一瀬 直行」の解説

一瀬 直行
イチノセ ナオユキ

大正・昭和期の詩人,小説家



生年
明治37(1904)年2月17日

没年
昭和53(1978)年11月14日

出生地
東京・浅草

本名
一瀬 沢竜(イチノセ タクリュウ)

学歴〔年〕
大正大学中退

経歴
大正大学予科在学中から詩作を始め、川路柳虹主宰の「炬火」に発表し、大正15年詩集「都会の雲」を刊行。その後小説に転じ、昭和13年「隣家の人々」が第7回芥川賞候補作品となる。東京・下町に住み、下町に材をとった作品を多く発表、「浅草物語」「ゲイボーイ」「山谷の女たち」などを刊行。「随筆東京・下町」の著書もある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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