一蓮(読み)ひとつはちす

精選版 日本国語大辞典 「一蓮」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐はちす【一蓮】

〘名〙 (「一蓮托生」の「一蓮(いちれん)」の訓読み) 死後極楽浄土で、ある人と同じ蓮華の上に生まれかわること。同じ蓮華(れんげ)
※高野本平家(13C前)一「諸共に念仏して、ひとつはちすの身とならん」

いち‐れん【一蓮】

※浄瑠璃・心中万年草(1710)下「夫婦親子一蓮の、示しの時刻延ばされず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一蓮」の意味・読み・例文・類語

いち‐れん【一×蓮】

一蓮托生いちれんたくしょう」の略。
「夫婦、親子―の、示しの時刻延ばされず」〈浄・万年草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android