精選版 日本国語大辞典 「丁稚・丁児」の意味・読み・例文・類語
でっ‐ち【丁稚・丁児】
[1] 〘名〙
※仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下「大淀の渡にて、伊勢の賽打のでっちに云ひ掛けける」
※浮世草子・西鶴織留(1694)一「でっちに行燈掃除させて其油紙にて煙管を琢(みがか)せ」
② 年少者。少年。また、年少者をいやしめていうことば。
※談義本・世間万病回春(1771)三「手比なる調市(デッチ)小女童(こめろ)とらまへては」
③ 人形の頭(かしら)の一つ。商家に奉公する少年の役に用いる。
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