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三勝/半七 さんかつ/はんしち

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朝日日本歴史人物事典の解説

三勝/半七

江戸時代の情話の主人公モデルは女舞の太夫三勝(下級娼婦とも)と,その客で大和国(奈良県)五条新町の赤根屋半七。ふたりは元禄8(1695)年12月7日大坂千日寺の焼き場裏,通称サイタラ畑で心中した。この事件は直後から歌舞伎浄瑠璃に仕組まれたが,のちの安永1(1772)年初演の浄瑠璃「艶容女舞衣」が有名。特に下の巻「酒屋の段」で半七女房お園が,半七の身を案じる「今ごろは半七さん」のクドキはよく知られている。ほかにこの事件に取材した浄瑠璃には,この作品に先行する紀海音作の「笠屋三勝廿五年忌」があり,曲亭馬琴の読本『三七全伝南柯夢』もこの事件に拠っている。

(佐谷眞木人)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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