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三十人僭主[古代ローマ] さんじゅうにんせんしゅ[こだいローマ]Triginta; Thirty Tyrants

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三十人僭主[古代ローマ]
さんじゅうにんせんしゅ[こだいローマ]
Triginta; Thirty Tyrants

ヒストリア・アウグスタ』に現れる3世紀中頃のローマ属州の帝位簒奪者たち。アテネにならってこう呼ばれる。いずれもガリエヌス帝 (在位 253~268) 治下に出現したとされ,女性2人を含めて 32名の名があげられているが,これは史書のガリエヌス帝への批判が反映したものである。史実で確認できるのは9名だけで,あとは,簒奪者の子や架空の人物など。ほかにガリエヌス帝時代以外の人物もおり,おもなものはガリアのポスツムス (259~268) ,ロリアヌス (ラエリアヌス,268) ,シリアのマクリアヌス・ユニオル (260~261) ,オデナツスの妻ゼノビア (267~272) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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