三原(村)(読み)みはら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三原(村)」の意味・わかりやすい解説

三原(村)
みはら

高知県南西部、幡多(はた)郡の村。四万十(しまんと)、宿毛(すくも)、土佐清水(とさしみず)の3市に接し、数百メートルの山地に囲まれた高原状山間地。村域の約90%が山林で、かつては用材木炭の生産が盛んであった。東流する下ノ加江(しものかえ)川の上流域は準平原を呈し水田も開け、集落大部分が立地する。「三原米」として知られる米作を中心に、茶、トマト、露地野菜栽培や畜産が行われている。土佐清水市との境の今ノ山(868メートル)山頂付近の国有林にはモミツガの天然林も多い。硯(すずり)石の産地。面積85.37平方キロメートル、人口1437(2020)。

[大脇保彦]

『『三原村史』(1971・三原村)』


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