日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 三坂峠(島根・広島県境)みさかとうげ 島根・広島県境にある中国山地の峠。島根県邑智(おおち)郡邑南(おおなん)町と広島県山県郡北広島(きたひろしま)町の境にあり、「みさかだお」ともいう。標高555メートル。主要地方道浜田―八重(やえ)―可部(かべ)線が通る。江戸時代は浜田藩の参勤交代路であったが、水害により道路がよく流失した。旧道に残る約3キロメートルの石畳は、当時、付近の小武家(こぶけ)集落の人々が築いたものである。[野本晃史] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例