三島(町)(読み)みしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三島(町)」の意味・わかりやすい解説

三島(町)
みしま

福島県西部、大沼郡の町。1955年(昭和30)宮下(みやした)、西片(にしかた)の2村が合併して三島村となり、1961年町制施行。宮下、三島の地名は三島神社にちなむ。町域の大部分山地で、北部を只見川(ただみがわ)が北東方向へ流れ、川沿いをJR只見線、国道252号、400号が走る。中心地区の宮下は只見川とその支流大谷川の合流点付近にある。農林業が主で、キリスギ植林製材稲作畜産やソバ栽培などが行われる。積雪が1~2メートルに達し、特別豪雪地帯に指定されており、豊富な水資源を利用して只見川に宮下ダムがつくられ、宮下発電所の最大出力は9万キロワット。沼沢揚水(ようすい)発電にも利用されている。面積90.81平方キロメートル、人口1452(2020)。

[安田初雄]

『『三島町史』(1968・三島町)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android