三遊亭 円歌(初代)(読み)サンユウテイ エンカ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三遊亭 円歌(初代)」の解説

三遊亭 円歌(初代)
サンユウテイ エンカ


職業
落語家

本名
泉 清太郎

別名
初名=三遊亭 右左喜,前名=三遊亭 三橘,三遊亭 小円右

生年月日
明治9年 6月10日

出生地
東京・下谷

経歴
15歳から奉公に出るが、実家の仕立屋が類焼し父と死別する。明治28年初代三遊亭円右の門人となり、右左喜の名で前座をつとめる。のち三橘、小円右を経て、40年9月円歌と改名して真打となる。この間、上総房州、大阪、九州など各地をまわるほか、日露戦争にも参加している。人情噺芝居噺から古典・新作と幅広くこなした。得意の演題は「鹿政談」「品川心中」「新助市」など。また、古典の「酢豆腐」を改作した「石鹸」などが知られる。

没年月日
昭和2年 10月22日 (1927年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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