三遊亭 円右(1代目)(読み)サンユウテイ エンウ

20世紀日本人名事典 「三遊亭 円右(1代目)」の解説

三遊亭 円右(1代目)
サンユウテイ エンウ

明治・大正期の落語家



生年
万延1年6月15日(1860年)

没年
大正13(1924)年11月2日

出生地
江戸・本郷

本名
沢木 勘次郎

別名
前名=三遊亭 橘六,三遊亭 三橘,後名=三遊亭 円朝(2代目)(サンユウテイ エンチョウ)

経歴
初代三遊亭円橘の門人で橘六から三橘となり、後に円朝門下となって明治15年初代円右を名乗る。16年真打ちに昇進。38年落語研究会の発起人に名を連ね、三遊派の旗手として4代目橘家円喬と並び称された。大正期には3代目柳家小さんと名声を競い、13年には2代目円朝を襲名したが病床にあり、わずか10日間はなしただけで高座を務めることなく死去した。十八番は「唐茄子屋」「火事息子」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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