新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三遊亭 円遊(初代)」の解説
三遊亭 円遊(初代)
サンユウテイ エンユウ
- 職業
- 落語家
- 本名
- 竹内 金太郎
- 別名
- 前名=五明楼 しう雀
- 生年月日
- 嘉永3年 5月28日
- 出生地
- 江戸・小石川小日向水道町(東京都)
- 経歴
- 慶応4年19歳の時、2代目五明楼玉輔に入門、しう雀を名乗る。師の一時廃業に伴い、明治5年初代三遊亭円朝に再入門、円遊と改名。13年真打ち。滑稽な“ステテコ踊り”を売りものとし、明治風俗を折りこんだ漸新なギャグを配した新作・改作で圧倒的な人気を得た。“ステテコの円遊”、また大きな鼻のため“鼻の円遊”とも愛称され、本来は3代目であるが後年あまりに有名になったため、俗に初代といわれる。「野ざらし」「花見小僧」など現在の形をつくった。
- 没年月日
- 明治40年 11月26日 (1907年)
- 伝記
- 高座奇人伝落語名人伝落語家―いま、むかし 小島 貞二 著関山 和夫 著興津 要 著(発行元 筑摩書房白水社旺文社 ’09’92’87発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報