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三重県津市 つ〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔三重県〕津〈市〉(つ〈し〉)


三重県中部、西部は奈良県に接し、東部は伊勢湾に臨む市。
同県の県庁所在地で、県の行政・文化の中心。行政機関や大学などの教育施設が多い。市の西部を布引(ぬのびき)山地が南北にはしり、市の中心部を安濃(あのう)川、岩田川が流れる。JRの紀勢本線・名松(めいしょう)線、近鉄名古屋線・大阪線などの鉄道路線が通じるほか、伊勢自動車道・国道23号線などの道路がある。重要港湾の津松阪港を有し、埋め立て造成された「津なぎさまち」からは中部国際空港へ向かう高速船が発着する。2006年(平成18)1月、旧・津市と久居市、安芸(あげ)郡の河芸町、同芸濃町、同美里村、同安濃町、一志(いちし)郡の香良洲町、同一志町、同白山町、同美杉村が合併して現在の姿となる。この合併により、安芸郡と一志郡は消滅。
旧・津市は古くは安濃津(あのつ)とよばれ、博多津・坊津(ぼうのつ)とともに日本三津の一つ。日明(にちみん)貿易の拠点として発展したが、1498年(明応7)の地震と津波で港町は壊滅。江戸時代以降、津藩の城下町・伊勢街道の宿場町として繁栄を取り戻した。一身田(いしんでん)地区は専修(せんじゅ)寺の寺内町。伝統的に繊維工業が盛んで、伊勢木綿やタオルが特産品。布引山地にはスギの美林が広がり、林業・製材業が盛ん。茶園・桑園も多い。稲作・畜産のほか、シイタケ・ウメ・キャベツ・イチゴなどを産する。雲出(くもず)川中・下流域では稲作・野菜栽培のほか、ナシや苗木の栽培も行われる。安濃町に農業・食品産業技術総合研究機構の野菜茶業研究所がある。電機・機械・金属・窯業・プラスチック・食品などの工場も操業。香良洲浦沖では沿岸漁業ノリ養殖水産加工業が盛ん。
布引山地青山高原は、室生赤目青山(むろうあかめあおやま)国定公園に属するハイキングの好適地で別荘も多い。雲出川上流は家城(いえき)ラインと称される景勝地。久居地区西部にある榊原温泉は平安時代から続く名湯で、枕草子にも言及がある。長野城をはじめとする4つの城跡は長野氏城跡として国の史跡に指定。美杉町地区は中世には伊勢国司の北畠(きたばたけ)氏の本拠地として繁栄。北畠神社境内の北畠氏館跡庭園は、国の名勝かつ史跡に指定されている。津城跡、聖徳太子創建の寺伝がある四天王(してんのう)寺、日本三大観音の一つとされる津観音で有名な観音寺などがあり、市街中心の津偕楽公園はツツジ・サクラの名所。伊勢湾沿岸に阿漕浦(あこぎがうら)の海水浴場やヨットハーバーが整備されている。

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