上蔟・上簇(読み)じょうぞく

精選版 日本国語大辞典 「上蔟・上簇」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ぞく ジャウ‥【上蔟・上簇】

〘名〙 蚕が十分に成熟して体の透き通ったとき、繭をつくらせる場所である蔟(まぶし)に入れてやること。また、蚕がまぶしに入ること。《季・夏》
春夏秋冬‐春(1901)〈正岡子規編〉「上蔟の明日に迫りし蚕かな〈無事庵〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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