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下る・降る・瀉る くだる

大辞林 第三版の解説

くだる【下る・降る・瀉る】

( 動五[四] )
高い所から低い所へ移動する。 ↔ のぼる 「坂道を-・る」 「山を-・る」
川の上流から下流へ移動する。 《下》 ↔ のぼる 「川を-・る」
都から地方へ行く。 《下》 ↔ のぼる 「奥州へ-・る」
〔内裏が都の北にあったところから〕 京都で、南へ向かって行く。 《下》 ↔ のぼる 「烏丸通りを七条まで-・る」 「西の大宮より-・らせ給て/大鏡 道長下
上位の人や権威ある人から決定・判定・判決・命令などが言い渡される。 《下》 「判決が-・る」 「出動命令が-・った」 「評価が-・る」
時が過ぎる。また、年月が過ぎて後の時代になる。 「やや時代が-・っての事」 「ひつじ-・るほどに/源氏 藤裏葉
戦争に負けて敵の勢力下にはいる。降参する。降伏する。 「軍門に-・る」
数・程度・価値などがある基準よりも下になる。下回る。多く打ち消しの語を伴う。 《下》 「月収は百万を-・らない」
一段低く見られている所へゆく。 《下》 「野に-・る」
(「瀉る」とも書く)下痢げりをする。 《下》 「おなかが-・る」
(「涙(が)くだる」の形で)涙を流す。 「涙滂沱ぼうだとして-・る」
雨や雪が降る。 「国土に雨-・りて/平家 一末・延慶本
素性・身分・人柄などが劣る。 「高きも-・れるも惜しみ/源氏 柏木
低くなる。低い状態である。 「車は高く、おるるところは-・りたるを/源氏 宿木
さげ渡される。下賜される。 「御かはらけ-・り/源氏 若菜上
謙遜する。へりくだる。 「大人うしの-・り給ふ事甚し/読本・雨月 吉備津の釜」 〔「下す」に対する自動詞〕
[可能] くだれる

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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