20世紀日本人名事典 「下村 湖人」の解説
下村 湖人
シモムラ コジン
- 生年
- 明治17(1884)年10月3日
- 没年
- 昭和30(1955)年4月20日
- 出生地
- 佐賀県神埼郡千歳村(現・千代田町)
- 本名
- 下村 虎六郎(シモムラ トラロクロウ)
- 旧姓(旧名)
- 内田
- 別名
- 旧筆名=下村 虎人
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学英文学科〔明治42年〕卒
- 経歴
- 少年時代から「明星」などに詩歌を投稿し、大学時代は「帝国文学」編集員となる。卒業後は教員となり、佐賀県の中学校長、台湾の台北高校校長などをつとめる。昭和6年台湾総督府官僚と衝突して教員を辞し、上京して大日本青年団講習所長をつとめ、12年から著述生活に入る。16年「次郎物語」を出版、好評を博したため、戦後も書きつぎ第5部までで未完に終ったが、教養小説として広く世に知られた。ほかに「人生を語る」「論語物語」「下村湖人全集」(全10巻 国土社)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報