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不正常な採決

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

不正常な採決

衆参両院事務局によると、野党が同意しないまま採決が行われた場合を指す。新聞紙上の「採決強行」は野党の反対で議場が混乱したり、野党欠席のまま与党が単独採決したりした場合に用いる。それをきっかけに国会が空転するような事例を「強行採決」と呼んでいたが、最近は使うことが少ない。いずれも、衆参事務局は「より客観的な表現」として不正常採決という言葉を使う。<中間報告>国会は委員会採決を経て本会議採決をするのが原則。しかし、国会法56条の3の規定によると、本会議で委員長に「中間報告」をさせれば、委員会採決を省略し、本会議で直接採決できる。法案に反対の野党の委員長のもとで採決の見込みが立たない時に、本会議で多数を持つ与党が強いるのが典型例だ。過去に衆院で3回、参院で16回行われた。参院では99年に四半世紀ぶりに復活した。参院自民党幹部でさえ「奇策中の奇策」という「禁じ手」で、04年に中間報告させられた円より子氏は「参院を否定し、民主主義の根幹を否定する」と批判した。

(2007-06-30 朝日新聞 朝刊 2総合)

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