両神(読み)リョウガミ

デジタル大辞泉 「両神」の意味・読み・例文・類語

りょうがみ〔リヤウがみ〕【両神】

金子兜太の第12句集。70歳を挟む9年間の作品をまとめたもの。題名は埼玉県秩父の両神山由来。平成7年(1995)刊行。平成8年(1996)、第11回詩歌文学館賞受賞

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「両神」の意味・わかりやすい解説

両神
りょうかみ

埼玉県西部秩父郡(ちちぶぐん)にあった旧村名(両神村(むら))。2005年(平成17)秩父郡小鹿野町(おがのまち)へ合併し、小鹿野町の南部を占めることになる。荒川水系の薄(すすき)川、小森川の流域を除くと、旧村域の総面積の約90%を山林が占める。林業が盛んだったが、最近ではコンニャクイモ・シイタケ栽培とワイン製造が行われ、観光農園がある。旧村域東部を主要地方道皆野両神荒川線が走る。西部の秩父市境にある両神山(1723メートル)は、秩父多摩甲斐国立公園(ちちぶたまかいこくりつこうえん)の北端にあたり、ヤシオツツジ、シャクナゲの大群落がある。

[中山正民]

『『両神村史』全7巻(1985~1998・両神村)』『『りょうかみ双書』(民俗編)全4巻(1986~1991・両神村)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「両神」の意味・わかりやすい解説

両神
りょうかみ

埼玉県西部,小鹿野町南部を占める旧村域。赤平川の支流小森川の流域にある。 1889年村制施行。 2005年小鹿野町と合体。北西端にある両神山 (1723m) 一帯秩父多摩甲斐国立公園および両神県立自然公園に属する。山地大部分で,採石が行なわれるほか,谷間の狭い平地で野菜が栽培される。

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改訂新版 世界大百科事典 「両神」の意味・わかりやすい解説

両神 (りょうかみ)

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デジタル大辞泉プラス 「両神」の解説

両神

金子兜太の句集。1995年刊行(立風書房)。1996年、第11回詩歌文学館賞(俳句部門)受賞。

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