精選版 日本国語大辞典 「並・双・列」の意味・読み・例文・類語
なら・ぶ【並・双・列】
[1] 〘自バ五(四)〙
① 二つ以上のものが近く接して位置する。列をつくって位置する。
(イ) 空間的に近くにある。つらなる。近接する。
※小川本願経四分律平安初期点(810頃)「和上等と並(ナラビ)て語(もの)いひ、与に並びて経行す」
(ロ) 時間的に近くにある。つづく。前後する。
(ハ) いくつかの物事がそろってある。みんな整っている。
※竹取(9C末‐10C初)「宝と見え、うるはしき事ならぶべき物なし」
③ ことばがすらすらとよどみなく続く。
[2] 〘他バ下二〙 ⇒ならべる(並)
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