並木五瓶(初世)(読み)なみきごへい

世界大百科事典(旧版)内の並木五瓶(初世)の言及

【盟三五大切】より

…配役は薩摩源五兵衛実は不破数右衛門・家主弥助を5世松本幸四郎,船頭笹野屋三五郎を7世市川団十郎,芸者妲妃の小万を2世岩井粂三郎(のちの6世岩井半四郎)など。題材は1737年(元文2)に大坂曾根崎で起きた薩摩藩士の5人斬り事件で,初世並木五瓶が94年(寛政6)に書いた《五大力恋緘(ごだいりきこいのふうじめ)》と,これを本人が改作した《略三五大切(かきなおしてさんごたいせつ)》とを基にした書替えである。《東海道四谷怪談》の次の興行なので,その後日譚とし,同様に《忠臣蔵》に関係づけた。…

【韓人漢文手管始】より

…通称《唐人殺し》。初世並木五瓶作。1789年(寛政1)7月大坂中山福蔵座(角の芝居)で初演。…

【けいせい倭荘子】より

…6幕。初世並木五瓶作。通称《蝶の道行》。…

【五大力恋緘】より

…3幕。初世並木五瓶作。1794年(寛政6)2月大坂中山与三郎座(中の芝居)初演《島廻戯聞書(しまめぐりうそのききがき)》の三つ目以下を独立させたもの。…

※「並木五瓶(初世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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