中判カメラ(読み)チュウバンカメラ

デジタル大辞泉 「中判カメラ」の意味・読み・例文・類語

ちゅうばん‐カメラ【中判カメラ】

120フィルムや220フィルムを使用するカメラ。一般的なカメラより大きく、主にプロ写真家が高画質を求めるときに使う。→ブローニー

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カメラマン写真用語辞典 「中判カメラ」の解説

中判カメラ

 ブローニーフィルム を使うカメラの総称。6×4.5cm判、6×6cm判、6×7cm判、6×8cm判、6×9cm判のフォーマットがある。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中判カメラの言及

【カメラ】より

… 一方,映画の普及とともに,35ミリ映画フィルムをスチルカメラに転用する企画が相次いだが,ドイツの顕微鏡メーカー,ライツ社の技術者バルナックOskar Barnack(1879‐1936)が13年より試作を続け,25年にライカAとして発売されたカメラは,ダブルサイズと称する映画2コマ分の画面サイズ(36mm×24mm)を用い,今日の小型スチルカメラの始祖となったばかりでなく,マガジン入りのフィルムを使用し,フィルムを1コマ送ると同時にフォーカルプレーンシャッターを巻き上げる,いわゆるセルフコッキング方式をとっているなど,現代小型カメラの基本的要件を備えていた。29年にはドイツのフランケ・ウント・ハイデッケ社からロールフィルムを用いて近代化された二眼レフが発売され,新しい中判カメラの基礎を築いた。同じく29年にドイツのツァイス・イコン社から発売された6cm×9cmのロールフィルムカメラは,ボタンを押すとスプリング仕掛けで前ぶたが開き,蛇腹が飛び出して直ちに撮影可能状態になるもので,これより20年近く続くスプリングカメラの嚆矢(こうし)となり,さらに33年ドイツのシュテーンベルゲン社(通称イハゲー社)から発売されたエキザクタは,古い歴史のあるレフレックスカメラを35ミリフィルムを用いて実現し,今日の35ミリ一眼レフの始祖となった。…

※「中判カメラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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