中国海軍と周辺諸国

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

中国海軍と周辺諸国

中国軍は保有する兵器や兵力を公表しておらず、正確な実態を把握することは難しい。21年間2けたの伸びを続けてきた国防予算は2010年、5321億元(約6兆9千億円)で前年実績比7.5%増となったが、これには新兵器の開発費などが含まれておらず、米国防総省は、実態はその2~3倍に上ると推計している。胡錦濤(フーチンタオ)指導部はなかでも海軍を重視し、予算を重点的に充てているとされる。2010年の中国海洋発展報告によると、09年に国産空母の建造計画を策定した。国産の一番艦は14年に完成する予定だ。米シンクタンク、ヘリテージ財団によると、潜水艦建造も非常に活発で、25年には78隻に達し、日本、米国、オーストラリアの合計保有隻数を上回るとの予測もある。インド、ベトナム、インドネシアマレーシア、豪州、韓国など周辺国も、対抗するように潜水艦調達を急いでおり、「水面下軍拡競争」が起きている。

(2010-12-27 朝日新聞 朝刊 東特集C)

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