中山道・中仙道(読み)なかせんどう

精選版 日本国語大辞典 「中山道・中仙道」の意味・読み・例文・類語

なかせん‐どう ‥ダウ【中山道・中仙道】

東山道の中央部を縦貫する街道。江戸時代には五街道の一つに数えられ、江戸日本橋から上野・信濃・美濃・近江の五か国を経由して草津に至り、東海道に合流して京都に至る。木曾十一宿を経るため木曾路・木曾街道とも呼ぶ。碓氷・福島に関所が置かれていた。宿駅は板橋・蕨・浦和・大宮・上尾・桶川・鴻巣・熊谷・深谷・本庄・新町・倉賀野・高崎・板鼻・安中・松井田・坂本・軽井沢・沓掛追分・小田井・岩村田・塩名田・八幡・望月・芦田・長久保・和田・下諏訪・塩尻・洗馬(せば)・本山・贄川(にえかわ)・奈良井・藪原・宮ノ越・福島・上松(あげまつ)須原野尻三留野(みどの)・妻籠(つまご)・馬籠(まごめ)・落合・中津川・大井・大久手・細久手・御嶽(みたけ)・伏見・太田・鵜沼加納・河渡(こうど)・美江寺・赤坂・垂井・関ケ原・今須・柏原・醒ケ井・番場・鳥居本・高宮愛知川(えちがわ)・武佐・守山の六七駅。東山道。
太平記(14C後)三五中山(ナカセン)道を経てや下る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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