新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「中島 信行」の解説
中島 信行
ナカジマ ノブユキ
- 肩書
- 衆院議長,貴院議員(勅選)
- 別名
- 通称=作太郎 号=長城
- 生年月日
- 弘化3年8月(1846年)
- 出生地
- 土佐国高岡郡新居村(高知県)
- 経歴
- 元治元年脱藩、坂本龍馬の海援隊に入った。戊辰戦争では会津攻撃に参加。維新後新政府の徴士、紙幣権頭、租税権頭などを経て、明治7年神奈川県令、9〜13年元老院議官を歴任。14年自由党結成で副総理、次いで大阪に組織された立憲政党総理となる。急進的自由主義を唱え、女権拡張論者の妻中島俊子とともに民権を訴えた。20年保安条例に触れて東京を追われ横浜に移住。23年神奈川県から衆院議員に当選、初代衆院議長となった。25年駐イタリア公使、27年勅選貴院議員、29年男爵。
- 没年月日
- 明治32年3月26日
- 家族
- 妻=中島 俊子(女権拡張論者) 息子=中島 久万吉(実業家・政治家)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報