中村 ユス(読み)ナカムラ ユス

20世紀日本人名事典 「中村 ユス」の解説

中村 ユス
ナカムラ ユス

明治・大正期の教育者 中村高等女学校校長



生年
天保12年12月28日(1842年)

没年
大正13(1924)年11月25日

出生地
長門国吉敷郡宮野村(山口県山口市)

経歴
長州藩士の娘として生まれる。はじめ藩主の被服仕立役を務める本間氏の許に嫁ぐが、夫の死後実家へ戻った。明治維新後、山口にある毛利家別邸(通称・野田御殿)の敷地内に裁縫塾を開設。やがて生徒が増加したのに伴って塾を移転・拡大し、明治14年中村裁縫伝習所を創立した。以後、その校長として女子教育と学園の発展に情熱を傾け、大正2年には中村高等女学校に改称し、現在の中村女子高の基礎を築いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android