中村 蘭台(1代目)(読み)ナカムラ ランタイ

20世紀日本人名事典 「中村 蘭台(1代目)」の解説

中村 蘭台(1代目)
ナカムラ ランタイ

明治・大正期の篆刻家



生年
安政3年(1856年)

没年
大正4(1915)年11月18日

出生地
陸奥国若松(福島県会津若松市)

本名
中村 稲吉(ナカムラ イネキチ)

別名
別号=蘇香,香草居主人

経歴
はじめ高田緑雲に師事して篆刻を学んだが、のち清の徐三庚の書や印に影響を受けて自らの刻風を一新、さらに諸家の風を取り入れるなどの工夫を加えて独自の篆刻を制作した。特に木印を得意とし、文字意匠を配した木額や衝立なども製作して木製工芸品の新生面新生面を切り開いた。印譜に「蘭台印譜」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android