中村小山三(2代目)(読み)なかむらこさんざ(にだいめ)

知恵蔵mini 「中村小山三(2代目)」の解説

中村小山三(2代目)

歌舞伎役者。1920年8月20日、東京生まれ。本名・福井貞雄。4歳で3代目中村米吉(後の17代目中村勘三郎)に入門し、26年に中村小米として初舞台を踏む。59年、2代目中村小山三を襲名。古風で味のある女形名脇役で、17代目・18代目勘三郎の舞台を支え、18代目勘三郎の息子の勘九郎・七之助の師匠番としても活躍した。2015年1月まで舞台に立ち続けた最高齢の歌舞伎役者だったが、15年4月6日、虚血性心不全のため死去した。享年94。著書に『小山三ひとり語り』(演劇出版社、2013年)がある。

(2015-4-08)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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