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中村歌六(初代) なかむら かろく

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中村歌六(初代) なかむら-かろく

1779-1859 江戸時代後期の歌舞伎役者。
安永8年生まれ。3代中村歌右衛門の門弟となり,大坂で評判をとった。文化元年歌六と改名し,若女方として「傾城(けいせい)歌六」と称され,遊女物を得意とした。当たり役は「鳴門(なると)白浪」のお浪。安政6年7月1日死去。81歳。大坂出身。前名は中村もしほ(初代)。俳名は梅枝,芝琴。屋号は播磨屋(はりまや)。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

中村歌六(初代)

没年:安政6.7.1(1859.7.30)
生年:安永8(1779)
江戸後期の歌舞伎役者。俳号梅枝,屋号播磨屋。大坂三井の番頭丹波屋甚助の子。3代目中村歌右衛門の門弟。初名中村もしほで子供芝居に出,中芝居の修業を重ねて歌六と改名。文化2(1805)年,27歳で初めて大芝居に登場。大柄で器量よく声美しく評判だった。おいおい大役をこなし,49歳で若女形上上吉となった。衣裳を常に華美に拵え,傾城役,女賊役などで大当たりをとり,通称傾城歌六。琴の上手で「信州川中島合戦」のお勝は生涯の当たり役だった。女形ながらタテの名人で,愁い事も上手だった。三都に人気高く,中芝居にも旅にも自由に出て,81歳で死ぬ前月まで舞台に立ち,なお美しかったという。

(青木繁)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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