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中村 歌右衛門(6代目) ナカムラ ウタエモン

20世紀日本人名事典の解説

中村 歌右衛門(6代目)
ナカムラ ウタエモン

昭和・平成期の歌舞伎俳優(女方) 歌舞伎座芸術監督・取締役;日本芸能実演家団体協議会名誉会長。



生年
大正6(1917)年1月20日

没年
平成13(2001)年3月31日

出生地
東京府豊多摩郡千駄ケ谷(現・東京都渋谷区)

本名
河村 藤雄

別名
初名=中村 児太郎(3代目),前名=中村 福助(6代目)(ナカムラ フクスケ),中村 芝翫(6代目)(ナカムラ シカン)

屋号
成駒屋

学歴〔年〕
千駄ケ谷第二尋常小卒

主な受賞名〔年〕
芸術祭賞〔昭和22年〕,毎日演劇賞〔昭和25年〕,名古屋演劇ペンクラブ年間賞〔昭和27年・47年・57年〕,十三夜会賞〔昭和31年〕,テアトロン賞〔昭和31年・40年〕,ITIアカデミー賞,日本芸術院賞(昭36年度)〔昭和37年〕,NHK放送文化賞〔昭和49年〕,文化功労者〔昭和47年〕,文化勲章〔昭和54年〕,真山青果賞(第6回)〔昭和62年〕,オーストラリア・ビクトリア州文化功労賞〔昭和63年〕,パリ市ベルメイユ章〔平成2年〕,真山青果賞(大賞 第9回)〔平成2年〕,真山青果賞(名誉賞 第12回)〔平成5年〕,坪内逍遙大賞(第1回)〔平成6年〕,世界文化賞(演劇・映像部門 第7回)〔平成7年〕,勲一等瑞宝章〔平成8年〕

経歴
5代目中村歌右衛門の二男。大正11年3代目中村児太郎を名のり初舞台。小学校卒業後、父のもとで女方の修業を続け、昭和7年青年歌舞伎一座の旗上げで「娘道成寺」の花子役を踊って一躍注目される。8年6代目中村福助、16年6代目中村芝翫を襲名。18年吉右衛門劇団結成に参加、吉右衛門の相手役に次々と起用される。22年東京劇場での「籠釣瓶」の八ツ橋役で戦後歌舞伎の運命を拓いたと絶賛された。26年6代目歌右衛門を襲名。吉右衛門の死後は中村勘三郎、松本白鸚と共に劇団の3本柱となった。29年研究会・莟会(つぼみかい)主宰。32年フリーになり、35年の日米修行百年祭アメリカ公演を皮切りに、ソ連、カナダ、英国、オーストラリアなど海外公演に数多く参加、世界で最もよく知られた歌舞伎俳優の一人。天性の気品と美貌を持ち、古典的な真女方(まおんながた)として戦後歌舞伎を代表する名優として活躍した。39年芸術院会員、43年人間国宝、54年文化勲章、平成8年勲一等瑞宝章を受章。伝統歌舞伎保存会、日本俳優協会会長、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)会長もつとめた。6年歌舞伎座初代芸術監督、8年歌舞伎座取締役に就任。9年芸団協名誉会長。代表的な舞台に「隅田川」の斑女の前役、「関の扉」の墨染役、小町役、「妹背山」のお輪役、「先代萩」の政岡役、「廿四孝」の八重垣役、「壇浦兜軍記」の阿古屋役、「井伊大老」のお静の方など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新撰 芸能人物事典 明治~平成の解説

中村 歌右衛門(6代目)
ナカムラ ウタエモン


職業
歌舞伎俳優(女形)

肩書
歌舞伎座芸術監督・取締役,日本芸能実演家団体協議会名誉会長 日本芸術院会員〔昭和39年〕,重要無形文化財保持者(歌舞伎女形)〔昭和43年〕

本名
河村 藤雄(カワムラ フジオ)

別名
初名=中村 児太郎(3代目),前名=中村 福助(6代目)(ナカムラ フクスケ),中村 芝翫(6代目)(ナカムラ シカン)

屋号
成駒屋

生年月日
大正6年 1月20日

出生地
東京府 豊多摩郡千駄ヶ谷(東京都 渋谷区)

学歴
千駄ヶ谷第二尋常小卒

経歴
5代目中村歌右衛門の二男。大正11年3代目中村児太郎を名乗り初舞台。小学校卒業後、父のもとで女形の修業を続け、昭和7年青年歌舞伎一座の旗揚げで「京鹿子娘道成寺」の花子を踊って一躍注目される。8年6代目中村福助を襲名、15年初代中村吉右衛門の預かりとなる。16年6代目中村芝翫を襲名。18年吉右衛門劇団結成に参加、吉右衛門の相手役に次々と起用される。22年東京劇場での「籠釣瓶花街酔醒」の八ツ橋で戦後歌舞伎の運命を拓いたと絶賛された。26年6代目歌右衛門を襲名。29年吉右衛門の没後は中村勘三郎、松本白鸚と共に劇団の3本柱となった。同年研究会・莟会(つぼみかい)主宰。31年フリーになり、35年の日米修行百年祭米国公演を皮切りに、ソ連、カナダ、英国、オーストラリアなど海外公演に数多く参加、世界で最もよく知られた歌舞伎俳優の一人。天性の気品と美貌を持ち、古典的な真女形(まおんながた)として戦後歌舞伎を代表する名優として活躍した。39年最年少で日本芸術院会員、43年人間国宝に認定される。54年文化勲章、平成8年勲一等瑞宝章を受章。伝統歌舞伎保存会、日本俳優協会会長、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)会長もつとめた。6年歌舞伎座初代芸術監督、8年歌舞伎座取締役に就任。9年芸団協名誉会長。他の当たり役に「助六由縁江戸桜」の三浦屋揚巻、「隅田川」の斑女の前、「関の扉」の墨染、小野小町、「妹背山婦女庭訓」の定高、「伽羅先代萩」の政岡、「本朝廿四孝」の八重垣、「壇浦兜軍記」の阿古屋、「井伊大老」のお静の方など多数。

所属団体
国際アメリカン協会,伝統歌舞伎保存会,日本俳優協会,日本芸能実演家団体協議会(名誉会長)

受賞
日本芸術院賞(昭36年度)〔昭和37年〕,文化功労者〔昭和47年〕 文化勲章〔昭和54年〕,パリ市ベルメイユ章〔平成2年〕,勲一等瑞宝章〔平成8年〕 芸術祭賞〔昭和22年〕,毎日演劇賞〔昭和25年〕,名古屋演劇ペンクラブ年間賞〔昭和27年・47年・57年〕,十三夜会賞〔昭和31年〕,テアトロン賞〔昭和31年・40年〕,ITIアカデミー賞,NHK放送文化賞〔昭和49年〕,真山青果賞(第6回)〔昭和62年〕,オーストラリア・ビクトリア州文化功労賞〔昭和63年〕,真山青果賞(大賞 第9回)〔平成2年〕,真山青果賞(名誉賞 第12回)〔平成5年〕,坪内逍遙大賞(第1回)〔平成6年〕,世界文化賞(演劇・映像部門 第7回)〔平成7年〕

没年月日
平成13年 3月31日 (2001年)

家族
父=中村 歌右衛門(5代目),兄=中村 福助(5代目 成駒屋系),養子=中村 梅玉(4代目),中村 魁春(2代目),中村 東蔵(6代目)

親族
甥=中村 芝翫(7代目)

伝記
十一代目團十郎と六代目歌右衛門―悲劇の「神」と孤高の「女帝」歌右衛門の六十年―ひとつの昭和歌舞伎史歌右衛門の疎開女形の運命歌右衛門合せ鏡歌舞伎 研究と批評〈28〉特集―六代目中村歌右衛門追悼歌右衛門 名残りの花女方―歌舞伎のヒロインたち 中川 右介 著中村 歌右衛門,山川 静夫 著山川 静夫 著渡辺 保 著関 容子 著歌舞伎学会 編渡辺 保 文,渡辺 文雄 写真津田 類 文,吉田 千秋 写真(発行元 幻冬舎岩波書店岩波書店岩波書店文芸春秋歌舞伎学会,雄山閣〔発売〕マガジンハウス朝日新聞社 ’09’05’03’02’02’02’01’88発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

367日誕生日大事典の解説

中村 歌右衛門(6代目) (なかむら うたえもん)

生年月日:1917年1月20日
昭和時代;平成時代の歌舞伎役者
2001年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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