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中波放送 ちゅうはほうそう midium wave broadcasting

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中波放送
ちゅうはほうそう
midium wave broadcasting

300kHz~3MHz (波長 1km~100m) の周波数帯の電波を中波といい,この電波を使用して行なう放送を中波放送という。電波の変調方式が AM (振幅変調) なので,AM放送,振幅変調放送ともいう。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうはほうそう【中波放送】

中波(526.5~1606.5kHz)を使用した振幅変調(AM)による音声放送。標準放送ともいう。電波の性質上,広範囲に安定した放送サービスが可能で,送受信いずれも比較的簡単な機械で高い信頼度が確保できるので,先進諸国いずれにおいてもラジオ放送の基本的サービスとして行われてきた。ラジオといえば中波放送というのがこれまでの音声放送であったが,ステレオ放送への嗜好が強まるにつれて,FM放送に人気が移りつつある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中波放送
ちゅうはほうそう
medium wave broadcasting

中波帯の電波を用いて行うラジオ放送(割当て周波数は526.5~1606.5キロヘルツ)。中波放送には振幅変調方式が採用され、音質はかならずしもよくないが、受信機が安価にできるメリットがある。中波放送の電波は昼間地表を伝わり、ビルや丘など多少の凹凸には影響を受けないので、サービスエリアは広い。夜間は電波が電離層で反射されて遠方まで伝わるので、遠隔地の放送も聞こえるようになるが、その反面、周波数の近接した放送局の電波と混信することにもなる。海外諸国の中波放送局の増加に伴い、外国からの放送波が混信することが増えてきた。とくに周波数割当間隔の異なった国の電波とのビート混信(うなり)はきわめて聞きづらい。このため1978年にアジアオセアニアヨーロッパアフリカ地区の中波ラジオ放送局の周波数割当て計画が9キロヘルツ間隔の同一周波数に統一され、それ以来ビート混信はなくなった。中波放送の特長は、機動力を生かした生番組、ローカルニュース、道路交通情報など、速報性、即時性にある。また、小型・軽量かつ低消費電力の受信機がつくれるので、災害時の緊急放送や、自動車など移動体への情報伝達手段として他にかえがたい利点をもっている。[木村 敏・金木利之・吉川昭吉郎]

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