中津川(岩手県)(読み)なかつがわ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中津川(岩手県)
なかつがわ

岩手県盛岡市を西流して北上(きたかみ)川に注ぐ川。延長22.8キロメートル。北上高地の阿部館山(あべたてやま)に発し、盛岡市街地で米内(よない)川をあわせてのち北上川に注ぐ。盛岡市の上水道に利用され、上流に県営綱取(つなとり)ダムがある。近年、サケの遡上(そじょう)がみられる。右岸に盛岡城跡があり、中津川は城の外堀の役割をもった。藩主南部利直(なんぶとしなお)により中津川にもっとも早く架設された上の橋(かみのはし)の擬宝珠(ぎぼし)(国の重要美術品)の一つには「慶長(けいちょう)十四己酉年十月吉日、中津川上之橋源朝臣(あそん)利直」という刻銘がある。

[川本忠平]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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