五十嵐篤好(読み)いがらしあつよし

精選版 日本国語大辞典 「五十嵐篤好」の意味・読み・例文・類語

いがらし‐あつよし【五十嵐篤好】

江戸中期の国学者数学者越中の人。号、臥牛斎、雉岡。著「新器測量法」「湯津爪櫛(ゆつのつまくし)」「雉岡随筆」など。寛政五~万延元年(一七九三‐一八六〇

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朝日日本歴史人物事典 「五十嵐篤好」の解説

五十嵐篤好

没年:文久1.1.24(1861.3.5)
生年:寛政5(1793)
江戸後期の国学者,歌人。通称小五郎,小豊次,孫作。号臥牛斎,雉岡。生日に12月6日,16日の両説,あるいは寛政2年生年説がある。越中国(富山県)礪波郡内島村の里正。富士谷御杖門人としては代表的な存在。他派の学統も修めて幕末の地方国学者として相当の業績を残した。『雉岡随筆』『天朝墨談』などのほか,『歌学訓』『湯津爪櫛』などの歌論,家集『臥牛斎詠草』がある。<参考文献>平井武夫「国学者五十嵐篤好の生涯と其の著作」(『国学院雑誌』24巻9・10号),松野陽一「秋しらべ」(『文芸論叢』2号)

(久保田啓一)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五十嵐篤好」の解説

五十嵐篤好 いがらし-あつよし

1794*-1861 江戸時代後期の国学者。
寛政5年12月生まれ。越中礪波郡(となみぐん)内島(富山県高岡市)の大庄屋石黒信由(のぶよし)に算学を,本居(もとおり)大平,富士谷御杖(みつえ)に和歌,国学をまなぶ。歌学のほか,農政,測量,書道にもすぐれた。万延2年1月24日死去。69歳。生没年には異説がある。通称は小豊次,孫作。号は臥牛斎,雉岡など。著作に「湯津爪櫛(ゆつのつまぐし)」など。

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367日誕生日大事典 「五十嵐篤好」の解説

五十嵐篤好 (いがらしあつよし)

生年月日:1793年12月16日
江戸時代末期の国学者;歌人
1861年没

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