五岳・五嶽(読み)ごがく

精選版 日本国語大辞典 「五岳・五嶽」の意味・読み・例文・類語

ご‐がく【五岳・五嶽】

[一] 中国で古来、国の鎮めとして崇拝された五つの霊山。五行思想の影響によるもの。泰山東岳山東省)、華山西岳陝西省)、衡山南岳湖南省)、恒山北岳山西省)、嵩山(中岳・河南省)をいう。
※凌雲集(814)九月九日侍宴神泉苑各賦一物得秋山〈菅原清公〉「三山漂眇滄瀛外。五嶽嵯峨赤県中」
随筆・孔雀楼筆記(1768)三「唐土五嶽の中にては、華山・衡山最(もっとも)高し」 〔礼記‐王制〕
蔭凉軒日録‐長享三年(1489)二月七日「斎之頃一覧月嶺之和詩、自五岳相集」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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