井手 則雄(読み)イデ ノリオ

20世紀日本人名事典 「井手 則雄」の解説

井手 則雄
イデ ノリオ

昭和期の彫刻家,美術評論家,詩人 元・宮城教育大学教授。



生年
大正5(1916)年8月25日

没年
昭和61(1986)年1月3日

出生地
長崎県

学歴〔年〕
東京美術学校彫刻科〔昭和14年〕卒

経歴
在学中から二科展などに出品、昭和18年には銀座で個展を開く。戦後、前衛美術会を結成。47年12月宮城教育大教授に就任。56年3月退官後は、福島県の会津短大の非常勤講師などを務めた。詩人としても知られ、「純粋詩」「造型文学」「新日本詩人」「列島」などに詩や評論を発表、27年に詩集「葦を焚く夜」を刊行。美術関係の著書に「マイヨオル」「美術のみかた」「美術入門」などがある。61年1月小浜海岸を散歩中に転落死し、8月詩碑が建てられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android