井目・聖目・星目(読み)せいもく

精選版 日本国語大辞典 「井目・聖目・星目」の意味・読み・例文・類語

せい‐もく【井目・聖目・星目】

〘名〙
囲碁で、碁盤外側から四線目の四隅とその中間の四点、および中央の一点の合計九点をいう。
今昔(1120頃か)二四「丸が石は先づ此に置給へと云て、中の聖目を差す」
② 囲碁で、九子の置碁。普通九級差の手合割り。盤上九つの星全部に黒色を置き、白から打ち始める。転じて、優劣の差のはなはだしいこと、力量のつり合わないことにいう。
評判記・役者評判蚰蜒(1674)小舞庄左衛門「いつぞやひとり碁のものまねは、浮世狂言とはせいもくもまさりて誰かせんをあらそふべきや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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