京山 幸枝(1代目)(読み)キョウヤマ コウシ

20世紀日本人名事典 「京山 幸枝(1代目)」の解説

京山 幸枝(1代目)
キョウヤマ コウシ

大正・昭和期の浪曲師



生年
明治30(1897)年

没年
昭和25(1950)年9月5日

出生地
和歌山県有田市

本名
桑原 実

経歴
父母を早く亡くし、9歳の秋、伯父の世話で京山幸玉に弟子入りし、持前美声と熱心さで人気を得た。19の年には師匠節回しを自在にあやつって「アンガラ節」を編み出し、自前の幸枝節とした。23歳で親友派の退会に出演、真打となった。27歳ごろから手がけた「会津の小鉄」が大ヒット、小鉄の幸枝か幸枝の小鉄かといわれたが、岐阜巡業中に倒れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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