一印籠(読み)ひとついんろう

精選版 日本国語大辞典 「一印籠」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐いんろう【一印籠】

〘名〙 腰に印籠一つだけさげること。また、重ね段のない印籠のことともいう。江戸時代、粋(いき)な身なりとされた。
※歌舞伎・助六廓夜桜(1779)「一つ印籠一つ前、二重廻りの雲の帯」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android