京鹿子(読み)キョウガノコ

デジタル大辞泉 「京鹿子」の意味・読み・例文・類語

きょうがのこ【京鹿子】[書名]

石橋思案小説。明治27年(1894)刊。

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精選版 日本国語大辞典 「京鹿子」の意味・読み・例文・類語

きょう‐がのこ キャウ‥【京鹿子】

〘名〙
① 京都で染色した鹿子絞りで、絹染のものをいう。京極絞り
※俳諧・坂東太郎(1679)秋「京鹿子冨士の下草色もなし〈言水〉」
鹿子餠の一種。餠を紅餡(べにあん)で包み、まわりに蜜漬の白隠元豆をつけた生菓子
バラ科多年草。北海道、東北地方、中部地方に生え、観賞用に栽培される。高さ六〇~一五〇センチメートル。茎は紅紫色を帯びる。全体に無毛。葉は長い柄があって互生し、掌状に五~七裂し、各裂片は先端がとがり縁に鋭い鋸歯(きょし)がある。葉柄に一~六対の微小な側小葉をつけることがある。夏、枝先に小さな淡紅紫色の五弁花を密につける。白花の品種ナツユキソウと呼ぶ。細かい美しい花を鹿子絞りに見たててこの名がある。《季・夏》 〔日本植物名彙(1884)〕

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「京鹿子」の解説

京鹿子
(通称)
きょうがのこ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
京鹿子娘道成寺
初演
宝暦3.3(江戸中村座)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「京鹿子」の解説

京鹿子 (キョウガノコ)

学名Filipendula purpurea
植物。バラ科の多年草,園芸植物

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