人必ず自ら侮りて、然る後に人これを侮る(読み)ひとかならずみずからあなどりて、しかるのちにひとこれをあなどる

故事成語を知る辞典 の解説

人必ず自ら侮りて、然る後に人これを侮る

他人から軽んじられるのは、自分にも原因があるという戒め。

[由来] 「孟子ろう・上」に出て来る、孟子のことばから。「人、必ず自ら侮りて、然る後に人、これを侮る(人は、自分から自分の価値を下げるような行いをして、その結果、他人から軽んじられるようになるものだ)」とあります。孟子は続く部分で、国家も同じように、内部問題を起こしていると他から攻め込まれることになる、とも述べています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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