人民法院(読み)じんみんほういん

世界大百科事典(旧版)内の人民法院の言及

【革命裁判】より

…革命裁判は革命行動,とくに革命的テロ行為の一部であり,通常のないしは厳密な意味での裁判ではない。それは通常,革命の直後に,新しく権力を握った階級や統治集団が,旧支配層の反革命を抑圧ないし予防し,革命への非協力者を強制するために,つまり革命自体の自衛行動として行う非常手段である。したがって,それはしばしば残虐な流血行為に転化し,裁判手続は単なる形式もしくは儀礼と化することが少なくない。 革命裁判は近代以降の革命のほとんどすべてに随伴しており,とくにフランス革命におけるそれが有名であるが,20世紀においてはソ連と中国の事例が典型的である。…

【中華人民共和国】より

…省クラス以上の人民代表は,1級下の人民代表大会によって選ばれる。 司法機関は,人民法院および人民検察院で,前者は,最高人民法院以下,高級,中級,基層の4級からなり,後者もこれに対応して,最高人民検察院以下,省,地区,県の人民検察院がある。司法機関には,このほか警察機能を果たす公安部門があるが,これは国務院に属する。…

※「人民法院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android