人生・人世(読み)じんせい

精選版 日本国語大辞典 「人生・人世」の意味・読み・例文・類語

じん‐せい【人生・人世】

〘名〙
① 人間がこの世に生きて行くこと。人間の生活。現世の生活。
地蔵菩薩霊験記(16C後)一「即時に剃髪して柴の戸を閉ぢ人生(ジンセイ)の虚なることを観じ」
養生訓(1713)一「養生の術をまなんで、よくわが身をたもつべし。是人生第一の大事なり」 〔史記‐屈原伝〕
② 人間がこの世に生きている期間。人の一生。人の生涯。
田氏家集(892頃)上・花宴、応常陸王教「人生少壮須臾過、歳到春光頃刻闌」
随筆・独寝(1724頃)上「又、人世百とせにたらず、つながぬ舟の今宵もはかりがたく、石の火・稲妻の影よりもろき身として」 〔春秋左伝‐成公二年〕
[補注]「人世」と表記するのは、近世慣用

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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